
知能という言葉を聞いてこんな疑問ありませんか??
「そもそも知能って何??」「加齢によって知能は低下するの?」「対処法は?」
また「定年をむかえ仕事を引退した方」「子供が自立した方」はこんな心配があるのではないでしょうか??
「老後生活が心配」「何をしたらいいの?」「気をつけるべきことは?」
私は現役作業療法士として様々な方と接してきました.特に60〜70代の方とお話する際に上記の様な質問をされたことがあります.
この記事では2種類の知能について詳しく解説し,加齢とともに低下する知能との付き合い方や対処法を紹介していきます.
この記事を読めば上記のような疑問を解決できると思います.それではさっそく見ていきましょう!!
年を取っても低下しにくい結晶性知能.

まずはじめに知能には流動性知能と結晶性知能があります.
流動性知能とは処理能力,直感力,推論力,記憶力などです.10歳代後半〜20歳代前半にピークをむかえ,それ以降は加齢による低下がみられます.
一方で,結晶性知能とは言語理解力,コミュニケーション力,社会適応力,洞察力,創造力,語彙力などです.20歳代以降も上昇し,60歳代まで上昇するといわれています.
結晶性知能のトリセツ
結晶性知能を高く保つことは流動性知能の低下を補うことができます.それによって認知症の発症予防にもなります.

知能の低下には個人差があります.流動性・結晶性知能とともに個人の経験値で大きく変化します.上記の年齢はあくまでも平均的な結果であり,ある年齢で一斉に低下するわけではないです.
加齢による知能変化との付き合いかた

上記のように知能というのは年齢とともに低下していきます.しかし,高齢者の知能加齢変化にポジティブに影響する心理的な特性が2つあります.
1つ目は抑うつ的にならないことです.中年期〜高年期にかけて仕事引退,子供の独立,身体的疾患,死別など様々なライフイベントが起こります.そのようなことが起こった場合,抑うつ状態になると,知能低下が進行するといわれています.
そうならないために,若い頃から多様性のある生き方,孤立しない人間関係が必要です.周囲からの支えがあれば様々なライフイベントも乗り越えやすくなります.

2つ目は経験への開放性を高くもつこと,つまり好奇心を高く暮らすことです.新しい情報を取り入れたり,新しい活動を見つけましょう.このような志は加齢によって低下しやすいです.しかし様々なライフイベントがあることによって新しいことに挑戦するきっかけにもなります.
好奇心を高く保つことは結晶性知能を高く保つことと関連するといわれています.
参考文献は以下の通りです.
西田裕紀子(2017).中高年の知能の加齢変化.老年期認知症研究会誌.Vol.21.No.10.pp84~87


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