
こんにちは!!ぽこぽこです!!
もうすぐ定年を迎える方で、こんな悩みを抱えている方は多いのではないでしょうか??
「加齢によって知能は低下するの??」
「最近、物忘れが増えて不安…」
「定年後も頭の働きを保つことはできるの?」
私は現役作業療法士として、高齢者のリハビリに日々関わっています。その中で、「知能の低下」に不安を感じている方やご家族から多くの相談を受けてきました。
しかし実は、知能には加齢によって低下しやすいものと、加齢しても維持・向上するものがあります。
この記事では、
・加齢による知能低下の正体
・低下しやすい知能と低下しにくい知能の違い
・知能低下を防ぐ具体的な方法
を、作業療法士の実体験を交えてわかりやすく解説します。
知能には加齢で低下するものと低下しにくいものがある
知能は大きく分けて、
・流動性知能
・結晶性知能
の2種類があります。
加齢で低下する「流動性知能」
流動性知能とは、
・記憶力
・判断力
・情報処理能力
・計算力
・推論力
など、新しい情報を処理する能力です。
この能力は20代をピークに加齢とともに徐々に低下していきます。
例えば、
・新しいことを覚えにくい
・物忘れが増える
・考えるのに時間がかかる
などの変化です。
これは誰にでも起こる自然な加齢変化です。
加齢でも低下しにくい「結晶性知能」
一方で、結晶性知能とは、
・知識
・語彙力
・経験
・判断力
・創造力
など、人生経験によって蓄積される知能です。
結晶性知能は60代以降も維持されやすく、場合によっては向上します。
つまり、
加齢=すべての知能が低下するわけではない
のです。
【体験談】80代患者さんが教えてくれた「低下しない知能」
私が担当していた80代男性の患者さんは、記憶力の低下が顕著でした。
・今日の日付がわからない
・ここがどこかわからない
・スタッフの名前を覚えられない
など、記憶力の低下がみられていました。
しかし、その患者さんには驚くべき能力がありました。
その方は若い頃から絵を描くことが好きで、
「絵を描いてください」
とお願いすると、
迷うことなくスラスラと描き始め、
非常に上手な絵を完成させたのです。
記憶力は低下していても、
・構成力
・創造力
・表現力
はしっかり保たれていました。
これはまさに、
結晶性知能が維持されていた例です。
この経験から私は、
加齢によって低下する知能と、守られる知能がある
ことを強く実感しました。
結晶性知能は加齢による流動性知能低下を補う
結晶性知能が高い人は、
流動性知能の低下を補うことができます。
例えば、
・経験から正しい判断ができる
・知識で問題解決ができる
・コミュニケーション能力が高い
などです。
さらに、
結晶性知能を維持することは、
認知症予防にもつながる
といわれています。
加齢による知能低下を防ぐ2つの方法
知能低下を防ぐためには、次の2つが重要です。
① 好奇心を持ち続ける
新しいことに挑戦することで、
脳は活性化されます。
例えば、
・読書
・趣味
・旅行
・新しい人との交流
などです。
「もう年だから」と諦めるのではなく、
新しい経験を増やすことが重要です。
② 人との交流を続ける
孤立は知能低下を進める原因になります。
・家族と話す
・友人と会う
・地域活動に参加する
など、人との関わりを持つことが大切です。
定年後は知能を伸ばすチャンス
定年後は自由な時間が増えます。
これは、
結晶性知能を伸ばす最大のチャンスです。
・新しい趣味
・ボランティア
・勉強
などに挑戦することで、
知能を維持することができます。
実際に、活動的な高齢者は、
認知機能が高い傾向があります。
まとめ:加齢しても知能は守れる
加齢によって知能は低下します。
しかし、
すべての知能が低下するわけではありません。
知能には、
・低下しやすい流動性知能
・維持する結晶性知能
があります。
私が担当した80代の患者さんのように、
記憶力が低下しても、
経験や創造力は維持されることがあります。
知能低下を防ぐためには、
・好奇心を持つ
・人と交流する
・新しいことに挑戦する
ことが重要です。
加齢は「衰え」ではなく、
知能を深める過程でもあります。
定年後も、自分らしく充実した人生を送りましょう!!
参考文献
本記事の内容は、作業療法士としての臨床経験に加え、以下の研究を参考にしています。
西田裕紀子(2017),「中高年の知能の加齢変化」,老年期認知症研究会誌,
Vol.21 No.10 pp84-87


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