
こんにちは!!2年目作業療法士の「ぽこぽこ」です!!
新人作業療法士のみなさん、こんな悩みありませんか??
「Br.stage IVで、巧緻性が低下。立位支持性も不十分なため、ADLは一部介助……」
カルテにはスラスラ書けるのに、サマリー(報告書)や家族説明になると「えっと、つまり……」と言葉に詰まってしまう。
これは新人時代の私の姿そのものです。
私は1年目の頃、専門用語を並べることが「プロらしい」と勘違いしていました。でもある時、ケアマネさんに「すみません、結局この人、家で一人でトイレ・お風呂行けるのですか?」と苦笑いされました。あの時の恥ずかしさと申し訳なさは今でも忘れません。
この記事では、そんな失敗を乗り越えた私が、今まさに現場で使っている「リハビリ用語言い換えリスト」を全公開します。
この記事を読み終える頃には、あなたも「伝え方のプロ」への第一歩を踏み出しているはずです!
1. なぜリハビリ用語の「言い換え」が必要なのか?
リハビリ職以外の人(家族、ヘルパー、ケアマネ)にとって、専門用語は「外国語」と同じです。
専門用語だけで書かれたサマリーは、相手に「この人は何を手伝えばいいのか?」を考えさせる負担を強いてしまいます。
逆に、生活の言葉で書かれたサマリーは、退院後の適切な介護サービスや、家族の安心に直結します。「言葉を訳すこと」は「生活を支えること」なのです。
2. 【図解】リハビリ用語の言い換え変換チェックリスト
まずは、よく使う用語の「翻訳」から始めましょう。この記事の図解をスマホに保存して、下書きの横に置いてみてください。

💡 専門用語vs生活語
| 専門用語 | ⭕️ 伝わる表現(生活語) |
|---|---|
| 支持性低下 | 「膝がガクッと折れそうになる(膝崩れ)」 |
| 巧緻性低下 | 「お箸で豆をつまむような細かい動きが難しい」 |
| 左半側空間無視 | 「左側の障害物に気づかず、肩や車椅子をぶつけやすい」 |
| 短期記憶障害 | 「さっき飲んだ薬のことを忘れて、何度も確認してしまう」 |
3. 質を劇的に変える「動詞」と「数字」の魔法
文章をプロらしく、かつ具体的にするための2つのテクニックを紹介します。
① 「数字」で根拠を示す
「耐久性低下」という曖昧な言葉を卒業しましょう。
- NG: 耐久性が低く、すぐに疲れてしまう。
- OK: 連続歩行50m(約3分)で息切れが出現し、椅子での休憩が必要。
- 効果: ケアマネが「家から近くのコンビニまで往復できるか」を具体的に判断できます。
② 「動詞」で動作を表現する
「バランス不良」ではなく、「どんな時にどう崩れるか」を動きで表現します。
- NG: 立位バランスが不安定。
- OK: 洗面中に顔を拭こうと手を顔に近づけると、重心が後ろに崩れる。
- 効果: 介護職が「後ろから支える準備をしよう」と構えることができます。
4. ネガティブを「提案」に変えるOTの視点
サマリーは「できないことリスト」ではありません。作業療法士として、「どうすればできるか」という可能性を示しましょう。
「全介助」で終わらせない
- Before: 食事は全介助。自分では食べられない。
- After: 右手への軽度な介助(口元へ運ぶ手伝い)があれば、自力で摂取可能。
「環境設定」をセットにする
- Before: 記憶障害のため、自室の場所を覚えられない。
- After: 自室に目立つ張り紙を張り、目印をつければ目的地へ行ける。
5. 【無料配布】リハビリ用語言い換えシート(PDF)
「臨床ですぐに確認したい!」という声にお応えして、部位別・症状別の言い換え例をまとめたPDFシートを作成しました。
※この言い換えリストはリハビリ用語をすべて網羅しているわけではありません。伝える相手(他職種・家族・ケアマネ)の知識レベルに合わせて、最適な言葉選びを心がけてください
6. よくある質問(FAQ)
Q:すべての用語を言い換えるべきですか?
A:いいえ。医師やリハ職同士の記録には専門用語が適切です。「誰が読むか」に合わせて、ダイヤルを調整するように言葉を選んでください。
Q:家族説明でうまく言葉が出てきません。
A:まずは「お母さんに説明するなら?」とイメージしてみてください。専門用語を一度忘れて、目に見える動きを実況するだけで十分伝わります。
7. まとめ:3年後、あなたは「教える側」になる
言葉選びを磨くことは、観察力を磨くことと同じです。
今の努力は、3年後にあなたが「後輩に自信を持って指導できる優秀な作業療法士」になるための確かなステップです。
あなたが書いた「伝わる言葉」が、患者さんの退院後の笑顔を守ります。一緒に頑張りましょう!
💡 次に読んでほしい記事
言葉の使い方がわかったら、次は『書き終わるまでのスピード』を上げましょう。私が20分でサマリーを書き上げるワークフローはこちらです。
本記事は作業療法の一般的な知識をわかりやすく解説することを目的としています。
実際の治療やリハビリ内容は患者様の状態によって異なります。
必ず医師や担当療法士の指示に従ってください。



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