【2026年度】リハビリ診療報酬改定の全容:早期介入と「離床」が命運を分ける理由

2026年 リハビリ 診療報酬改定 臨床
ぽこぽこ
ぽこぽこ

リハビリ現場で働く皆さん、お疲れ様です!!
現役作業療法士のぽこぽこです!!

「2026年の改定内容、厚労省の資料が長すぎて読む気が起きない…」
「結局、明日から何を変えればいいの?」
「リハ管理職として、スタッフにどう説明すればいいか迷っている」

2026年(令和8年度)の診療報酬改定、ついに全容が見えてきました。結論から言うと、今回の改定は「リハビリ室にこもるセラピストは、もういらない」という国からの強烈なメッセージです。

私は回復期リハ病院で働く作業療法士として、この改定内容をいち早く分析し、職場で共有したところ、「改定の意図がやっとわかった!」と多くの信頼を得ることができました。

この記事では、忙しい皆さんに代わって、2026年リハビリ改定のポイントを「3分でわかる」レベルまで噛み砕いて解説します。

この記事を読めば、あなたは時代に取り残されることなく、職場から「頼られるセラピスト」として生き残ることができるはずです。

1. 2026年改定のキーワードは「超早期」と「活動性」

今回の改定を一言で表すと、「とにかく早く始めて、ベッドから離れなさい」ということです。

これまでのリハビリは「時間をかけて、じっくり治す」ことが許されていました。しかし、2026年からはその常識が通用しなくなります。

「早期リハビリテーション加算」の衝撃的な強化

入院後、どれだけ早くリハビリを開始したかを評価する点数が大幅にアップしました。

  • 変更点: 入院3日以内の介入に対する評価が60点へ引き上げ(現行25点から倍増以上)。
  • 算定期間の短縮: 一方で、これまで30日間だった算定期間が14日間に短縮。
  • 裏側のメッセージ: 「最初が肝心」です。急性期だけでなく、回復期でも「即日介入」が当たり前の時代になります。

2. 【要注意】「離床」をしないリハビリは1割カット(減算)

今回の改定で最も現場を震え上がらせているのが、「離床なしリハビリの減算」です。

  • ルール: 疾患別リハビリテーションにおいて、離床を伴わずに20分以上の個別療法を行った場合、所定点数の100分の90(1割減算)となります。
  • 対象: ポジショニングや拘縮予防のみの他動的訓練を漫然と続けているケース。
  • 狙い: 「寝たきりリハ」の排除。

理学療法士・作業療法士はどう動くべき?
ただの可動域訓練ではなく、車椅子への移乗、立位保持、トイレ動作の練習など、「重力に抗う活動」をリハビリの中に必ず組み込み、その内容をカルテ(摘要欄)に明記する必要があります。

3. 回復期リハ病棟の「実績指数43」の壁

回復期で働く私たちが最も気になる「実績指数」についても、非常に厳しい変更がありました。

  • 基準の引き上げ: 入院料1の基準が43以上へ(現行40)。
  • 除外ルールの廃止: これまで計算から外せた「80歳以上の高齢者」が除外対象から削除されました。

つまり、「高齢だから改善しにくい」という言い訳が、数字の上で一切通用しなくなったのです。全ての患者さんに対して、短期間で結果(FIMの向上)を出す「攻めのリハビリ」が求められます。

4. 現場の救い!「署名廃止」と「多職種説明」

悪いニュースばかりではありません。現場の事務負担を劇的に減らす「神ルール」も導入されました。

  • リハビリ計画書の署名が不要に: これまで患者・家族から必須だった署名欄が廃止されました。「説明した事実を診療録(カルテ)に記載する」ことで同意を得たものとみなされます。
  • 説明者の拡大: リハビリ実施計画書の説明は、医師だけでなく「多職種(PT/OT/STや看護師)」が行うことが認められました。
    ※ただし、回復期リハ病棟など一部の入院料では引き続き医師の説明が必要なケースがあるため注意が必要です。

5. 【現役OTが語る】生き残るセラピスト・見捨てられるセラピスト

この改定をきっかけに、セラピストの価値は二極化します。

生き残るセラピスト(価値が高まる)生き遅れるセラピスト(市場価値低下)
病棟で看護師と連携し、ADLを改善させるリハ室に閉じこもり、1対1の訓練に固執する
実績指数や点数の構造を理解し、管理職と対話できる「点数のことは事務の仕事」と考えている
署名廃止で浮いた時間を「攻めのリハ」に充てる浮いた時間をただの事務処理に溶かす

私は、この改定を「OT(作業療法士)の本領発揮のチャンス」だと捉えています。生活を再建するプロとして、病棟全体をマネジメントする視点を持つことで、あなたの職場での地位は揺るぎないものになります。

まとめ:2026年リハビリ改定は「チャンス」である

今回のポイントを振り返ります。

  1. 超早期介入: 3日以内のスタートが経営を救う。
  2. 離床の徹底: ベッド上のリハビリは1割減算。
  3. 実績指数の厳格化: 80歳以上の除外廃止。「全員を良くする」覚悟が必要。
  4. 業務効率化: 署名廃止で、リハの「質」に時間を使う。

この記事で、2026年改定の「全体像」は掴めたはずです。でも、これだけで満足してはいけません。

「具体的に実績指数43をどうやって維持するの?」
「リハ栄養ってどう関わればいいの?」

そんな疑問に答えるべく、次回以降、さらに深掘りした記事をお届けします。

実績指数「43」の壁を突破せよ!!80歳以上除外廃止後の回リハ運営戦略!!
【2026年最新】回復期リハ病棟の実績指数43を突破する戦略を現役OTが徹底解説!80歳以上の除外廃止という「絶望」を「チャンス」に変えるリハ栄養とFIMマネジメント術とは?リハ管理職・リーダー層必見の運営ガイド。
【2026年改定】生き残る作業療法士の条件:リハ室を捨てて「病棟」を主戦場にする方法
【2026年最新】作業療法士が2026年診療報酬改定を生き抜くための戦略を現役OTが徹底解説!「離床減算」をチャンスに変え、リハ室を飛び出して病棟で価値を発揮する具体的な方法とは?時代に取り残されたくないOT必見のバイブル。

FAQ:よくある質問

Q:計画書の署名がなくなったら、説明しなくていいの?
A:いいえ。説明は必須です。署名という形式ではなく「いつ、誰に、どんな内容を話し、納得を得たか」を詳細にカルテへ残すことがこれまで以上に重要になります。

Q:1割減算を避けるにはどうすればいい?
A:医師が「医学的に離床が困難」と判断し、その理由をカルテに記載している場合は対象外となります。それ以外は、具体的な「離床を伴う訓練内容」を記録に残しましょう。

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