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こんにちは!!2年目作業療法士の「ぽこぽこ」です!!
「家屋調査に行くことになったけど、何を持っていけばいい?」
そう思っている方、1年目の私もまったく同じでした。
初めての家屋調査は先輩と一緒でしたが、現地に着いた瞬間に頭が真っ白に。「何から見ればいい?」「メジャーってどこを測るの?」「ケアマネに何を伝えれば?」——何もわからず、先輩に全部助けてもらった苦い記憶があります。
あのとき事前準備の仕方を知っていれば、もっと自信を持って動けた。
この記事では、現役OTの私が実際の経験をもとに、家屋調査の持ち物と事前準備を丸ごとまとめました。チェックリスト付きなので、当日そのまま使えます。
家屋調査は「準備で9割」決まる
回復期リハ病棟で働いていると、自宅内の転倒が原因で再入院してくる患者さんに何度も出会います。「住み慣れた家だから大丈夫」と思っていたのに、退院後すぐに転んでしまう——そんなケースが後を絶ちません。
住環境整備の大切さを日々痛感しているからこそ、家屋調査の質にはこだわりたいと思っています。そしてその質を左右するのは、当日の動きより、事前準備です。
・現地での時間は移動込みで1〜2時間が目安。全部その場で考える余裕はない
・病棟で測った数値を「現地にあてはめる」だけにすると判断が速くなる
・ケアマネや福祉用具業者がその場にいて、即提案を求められることがある
私は大学時代に福祉住環境コーディネーター2級を取得していたので、住環境と動作の関係は体系的に学んでいました。それでも現地での「段取り」は別の話。持ち物と事前評価をルーティン化してから、ようやくスムーズに動けるようになりました。
【保存版】家屋調査の持ち物チェックリスト
私が毎回持参するものを「必須」「あると便利」に分けてまとめました。
必須5点
| 持ち物 | 用途 | ひと言メモ |
|---|---|---|
| メジャー | 段差・手すり・通路幅の採寸 | 布メジャーではなく、コンベックス(金属製)が良好。 |
| タブレット(ipad)など | 写真撮影・記録 | 「全景」「足元アップ」「把持点」の3アングルが基本 |
| 評価メモシート | 採寸値・動作の記録 | A4 1枚に収めると現地で迷わない(後述テンプレあり) |
| 病棟評価の控え | 立ち上がり高さ・段差昇降値 | これがないと現地で提案の判断ができない |
| 患者情報サマリー | ADL・介護度・家族情報 | ケアマネに見せながら話すと連携がスムーズ |
あると便利なもの
☑ 間取り図(家族にもらったもの)
→ 事前に依頼できた場合は持参。A4に印刷して動線を書き込む余白を作っておく
☑ バインダー
→ たくさんメモを取るためほぼ必須近い。
☑ 名刺または所属証明
→ 多職種(福祉用具店・ケアマネ)と話す場面がたくさんある
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【これが本番】病棟でやっておく事前評価リスト
現地で初めて知るのではなく、事前に評価しておくというのが私の経験則です。病棟で数値を確認しておくことで、現地では「あてはめるだけ」になります。
① 立ち上がり動作の評価
椅子・ベッド・トイレからの立ち上がりが可能な「最低座面高」を測定しておきます。
| 評価場所 | 測定ポイント | 現地での使い方 |
|---|---|---|
| ベッド | 快適な座面高・マットレスの沈み込み | 自宅ベッド・布団の高さ調整の根拠にする |
| 椅子 | 立ち上がり可能な最低座面高 | リビングの椅子・ソファの検討に使う |
| 病棟トイレ | 便座高さと手すり位置 | 自宅トイレの改修提案の基準にする |
② 段差昇降の評価
玄関の上がり框(かまち)や階段への対応で、一番使う数値です。
患者さんが「手すりあり20cm」までしか昇降できない場合、40cmの上がり框があるお宅では「20cm×2段の踏み台」を提案できます。この判断が現地で即できるようになるのが、事前評価の一番の強みです。
病棟の昇降台や段差練習用の台を使って、「手すりなし」「手すりあり」それぞれの最大昇降高さを確認しておきましょう。
③ 手すり高さの評価
廊下・トイレ・浴室に手すりを設置する場合、適切な高さは「大転子」を基準にします。個人差があるため、必ず実測して記録しておくこと。
④ 歩行・移動能力の確認
☑ 使用中の補助具の種類と幅(歩行器・T字杖・車椅子)
☑ 方向転換に必要なスペース(車椅子は最小回転半径も)
☑ 長い廊下を歩き切れるか(疲労度・休憩の必要性)
☑ 浴槽のまたぎ動作
患者・家族から事前に聞いておくこと
「現地に行ってから聞けばいい」は禁物です。家族やケアマネが全員揃う場面では、聴取にかける時間はあまりないです。カンファレンスや家族面談で事前に済ませておきましょう。
| カテゴリ | 確認事項 |
|---|---|
| 住環境 | 戸建て or マンション・寝室の階・生活エリア・玄関框の高さ目安・手すりの有無・浴槽高さ |
| 生活スタイル | 病前の1日のルーティン・日中いる場所・入浴方法・トイレ動線(夜間含む) |
| 介護・サービス | 介護度・担当ケアマネ名・退院後の利用サービス・住宅改修の意向 |
| 家族状況 | キーパーソンは誰か・同居 or 別居・介護の協力体制 |
当日の進め方(基本フロー)
- 挨拶・雰囲気づくり 家族・ケアマネへの挨拶。患者さんの緊張を和らげる声かけも忘れずに
- 間取り確認 全体の動線を把握してからメモシートに書き込む
- 場所別チェック 玄関→リビング→寝室→トイレ→浴室→階段の順が効率的
- 採寸・写真撮影 提案に直結する数値だけ残す(全部測ろうとすると時間切れになる)
- その場で提案・多職種調整 ケアマネ・福祉用具業者がいる場合はすり合わせまでやる
- 家族への説明 専門用語を使わず、「なぜその改修が必要か」を平易に伝える
そのまま使える!事前評価メモシート
【病棟で測っておく数値】
・立ち上がり可能な最低座面高: cm
・段差昇降の最大高さ(手すりなし): cm
・段差昇降の最大高さ(手すりあり): cm
・手すりの適切な高さ(大転子基準): cm
・歩行補助具の種類・幅:
・車椅子の場合の最小回転半径:
【家族から聞いておくこと】
・戸建て / マンション( 階建て)
・寝室: 階 部屋名:
・玄関上がり框の高さ(目安): cm
・手すりの有無:玄関□ 廊下□ トイレ□ 浴室□
・浴槽タイプ:和式 / 洋式 / ユニットバス
・介護度: 担当ケアマネ:
・退院後の利用サービス:
【当日の採寸メモ】
・玄関上がり框: cm → 段差解消台:要 / 不要
・廊下幅: cm → 車椅子通過:可 / 不可
・トイレ幅: cm → 手すり高さ(L字): cm
・浴槽高さ: cm → またぎ方:座る / 立つ
・階段段差: cm × 段
よくある質問
A. 最初は必ず先輩や上級者と一緒に行くことをおすすめします。
私も1年目は先輩なしでは動けませんでした。1〜2回は見学・同行を経験してから、メインで動く立場になるのが理想です。病院によっては単独での家屋調査が早い時期から求められることもありますが、その場合でも事前に先輩へのシミュレーション相談は必須です。
A. 患者さんごとにフォルダを作り、日付+場所名で管理するのがおすすめです。
報告書作成時に「あの写真どこ行った?」となるのが一番時間を無駄にします。現地では「全景→足元→把持点」の3アングルを場所ごとに撮る習慣をつけると、後から見返しやすくなります。
A. 福祉住環境コーディネーター2級が特におすすめです。
私自身、大学在学中に取得しました。住環境と動作の関係・住宅改修の制度・福祉用具の知識が体系的に学べるため、現場での提案の幅が明らかに広がりました。OTとして在宅分野に進みたい場合にも、持っていて損のない資格です。
まとめ
1年目の私が家屋調査であたふたしたのは、「準備の仕方を知らなかっただけ」です。
持ち物と事前評価をルーティン化すれば、初めての家屋調査でも現地での判断がスムーズになります。この記事でまとめたことを一度試してみてください。
✅ 必須持ち物はメジャー・スマホ・評価シート・病棟評価控え・患者情報サマリーの5点
✅ 病棟で立ち上がり高さ・段差昇降値・手すり高さを事前に測っておく
✅ 生活スタイル・住環境・介護状況はカンファレンスで聞いておく
✅ 当日は「採寸メモシート」を持って動線順に回る
✅ 福祉住環境コーディネーター2級の知識が提案の幅を広げる
回復期での家屋評価のスキルは、訪問リハ・在宅分野でそのまま武器になります。訪問リハに転職した先輩が「病院時代の家屋調査の経験が今の仕事に直結している」と話していたのを、今でも覚えています。
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